【excel】行を比較して、たくさんのデータのなかから複数の値を探す:関数VLOOKUP

2013/10/02

excel

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VLOOKUPは、たくさんのデータのなかに、ある特定の「複数の」データが入っているかどうかを調べたいときに使える関数です。データの数が少ないときはCtrl+Fの検索で直接入力したり、またデータのフィルタからそのデータを選択して、それのみ表示させることもできますが、探したい要素が数十におよんだときにはとてもひとつひとつ探したり、選んだりできません。
そこでVLOOPUPを使います。

この関数を使うのに必要なのは、
①データ行
②探したい要素だけをとりだした行
③関数行です。


・使い方


まず、①データ行はすでにあると思います。次に、別の行に②探したい要素だけをとりだした行を用意します。場所は隣でもどこでもOKです。(私はなんとなくあいだに関数を挟むのが好きです…)
次に関数ですが、式は上の画像の場合、

=VLOOKUP(A1,$C$2:C$3,1,0)
 
となります。これは

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)

という意味です。
範囲の$マークは、関数をコピーしたときに自動的に範囲がずらされないようにするものです。

このVLOOKUPでやっているのは…
①の「データ行のなかにある、指定した値」を、②の「探したい要素だけをとりだした行」から探す、ということです。列番号というのは、関数が書いてあるセルからみて何列目か、ということなので、1と指定しておけばおなじ列の値が指定されます。検索方法は部分一致(1)か、完全一致(0)か、の違いだけです。

ふつう、値を探すというと、探したいもの(少ない方)を全体(多い方)のなかから探す、という意識が働きますが、ここでのVLOOKUPは逆です。全データの値をひとつひとつ、探したい要素の行と比較して、その値が要素の行にあるかどうかを判断します。みつかったらその値、みつからなかったら#N/Aが返されます。

VLOOKUPは覚えると便利なので、ぜひ活用してみてください。

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